ANA SKY コインのお得な使い方、貯め方、実はANAマイルよりも使えるメリットがたくさんある!?

この記事ではANA SKY コインの使い方、貯め方などANA SKY コインの基本についてお伝えしていきます。
ANA SKY コインって、ANAマイルに比べて価値が低いし使えないと思っている方も多いかもしれません。
実際に私も使ってみるまでそう思っていました。
ただ、ちゃんと理解して使うとANAマイルよりも安く航空券が買えるケースもあったりするので、使い方を覚えておくとANAマイルの使い道の幅が広がりますので、記事を読み進めていってもらえますと幸いです。
【第6回】ANAマイレージクラブを使いこなす基本講座
ANAマイレージクラブを使いこなす流れを、全7回に渡ってお伝えしていきます。
一通り読んで頂ければ、基本はマスターできるようになっています。
第5回:ANAマイルのお得な使い方
第6回:ANA SKYコインの特徴、貯め方、使い方 ←今はココ!
第7回:ANAの上級会員サービス
ANA SKY コインとは?
ANA SKY コインは、ANAのウェブサイトで航空券や旅行商品の支払いに10コイン単位(10円相当)で利用することができる電子クーポンです。
支払いには、全額充当もできますし、一部の支払い(現金と併用)も可能なので、使い方ノイメージとしては楽天一番にある楽天スーパーポイントに近い感じだと思います。
ANA SKY コインの特徴、ANAマイルとの比較
ANAには、ANA SKY コインとANAマイルの2つのポイント制度があるので(プレミアムポイントとアップグレードポイントも含めると4つ)、初心者の方は混乱しやすいと思います。
私も最初はよく意味がわかっていませんでした。。。
プレミアムポイントについては次の記事で詳しく解説しますが、ここではANA SKY コインとANAマイルの違いを比較してみたいと思います。
ANA SKY コイン | ANAマイル | |
使い方 | 10コイン単位から1コイン=1円で航空券・旅行商品に使える | 6,000マイル以上から特典航空券に交換できる(ローシーズンなら5,000マイル~) |
貯め方 | ・ANAマイルをコインに替える
・提携ポイントからの交換 ・提携ショップ利用で貯める など |
・フライトで貯める
・提携ポイントから交換して貯める など |
有効期限 | 1年 | 3年 |
特徴 | 少量でも使いやすい(支払いの一部に充てられる)
1コイン=1円 |
使えるまでにある程度まとまった量がが必要
1マイルあたりの価値を考える高い 1マイル=2~18円程度 |
ANA SKY コインの使い道
ANA SKY コインがどういうところで利用できるのか使い道について解説していきます。
ANA SKY コインが使えるところ
ANA SKY コインが使えるところは、下記の様になっています。
・国内線航空券
・国際線航空券(コードシェア便は対象、他社便は対象外)
・国内旅行ツアー(ANAスカイホリデー、ANA旅作)
・海外旅行ツアー(ANAハローツアー)
航空券の支払いの場合、全額でも、支払いの一部でも10コイン単位で利用することができます。
旅行の支払いで使う場合は、「航空券+ホテル」、「ツアー旅行」が対象となり、ホテル宿泊やレンタカーだけという利用はできないので、利用範囲は狭めです。
ANA SKY コインの利用できる対象者
ANA SKY コインを使える対象者にも制限があります。
・本人が旅行の代表者の場合
・配偶者から二親等以内の家族が旅行の代表者の場合
ということで、旅行の代表者が自分から見て家族である必要があります。
ただ、自分がその旅行に行かなくても、御身内の誰かが代表者になっていれば、他人であっても旅行に利用することができます。
例えば、カップルで旅行に行く場合、ANAマイルで特典航空券は予約できませんが、航空券+ホテルみたいな予約の仕方であればANA SKY コイン払いで旅行をすることが可能となります。
ANA SKY コインの有効期限
ANA SKY コインの有効期限は、交換日より12ヵ月後の末日となります。
有効期限は「1年」と思っておいてもらえれば大丈夫です。
ANAマイルに比べて期限が短いので注意が必要です。
ANA SKY コインのキャンセル時の払い戻し
ANA SKY コインで購入した航空券やツアー旅行をキャンセルした場合、キャンセルにかかった手数料を引かれた差額がANA SKY コインで返却されます。
ただし、有効期限に変更はありませんので、返却後が有効期限切れの場合は返却がなくそのまま失効してしまいますのでご注意ください。
ANA SKY コインの貯め方
ANA SKY コインのお得な使い方があるので、解説したいのですが、前提として交換方法を理解しておかないと説明ができないので、先にANA SKY コインの貯め方を解説していきます。
ANAマイルからの交換
基本的な交換方法はANAマイルからANA SKY コインへの交換となります。
交換レートは、交換量、ANAの会員ステータスランク、所有しているANAカードのランクによって変わってきて、下記の表の様に1.0~1.7倍の倍率で交換することができます。
ANAマイレージクラブ会員であればだれでも交換は可能ですが、交換レートが良くないので、ANAマイルを貯めるだけでなく、ANA SKY コインの利用時にもANAカードを持っていた方がお得となります。
ANAカードの選び方は「ANAカード比較と陸マイラーにおすすめな選び方!VISA、アメックスそれともゴールドカード!?どれがお得?」にまとめてありますので、この中から選んでおけば間違いないと思います。
他社ポイントからの交換
他社ポイントからの交換に関しては下記の一覧表をご参照ください。
提携ポイント | 交換レート |
永久不滅ポイント | 1P → 4.5コイン |
フォートラベル | 50フォートラベルポイント → 50コイン |
アプラス | 1P → 5コイン |
エポスポイント | 1エポスポイント → 1コイン |
ヤマダケイタイde安心 | 1P → 1コイン |
nanacoポイント | 500P → 500コイン |
Oki Dokiポイント | 1P → 3コイン |
ダイナースクラブ リワードポイント | ANAダイナース会員
1,000P → 1,200コイン その他ダイナース会員 1,000P → 400コイン |
Gポイント | 1Gコイン → 1コイン |
PeX | 1,000P → 100コイン |
ネットマイル | 200mile → 100コイン |
ラブリィポイント | 3,000P → 3,000コイン |
ベネポ | 500P → 500コイン |
ライフカード | 200P → 900コイン |
アネックス メンバシップリワード | ANAアメックス、アメックススカイトラベラーのメンバシップリワード プラス会員
1,000P → 1,000コイン 上記以外のカード会員 3,000P → 1,000コイン |
ANA SKY コインが貯まる提携ショップ
提携ショップの利用でもANA SKY コインは貯まりますが、あまり日常的に使えそうなものはありません。
一応参考程度にご紹介しておきます。
SOCIAL SKY PARKで貯める
SNSで指定されたテーマに投稿してANA SKY コインがもらえるサービス「SOCIAL SKY PARK」は、2019年6月28日(金)をもちまして終了してしまいました。
使い方によっては特典航空券よりもお得
1コイン=1円だと価値が低いと思われがちですが、使い方次第ではANAマイルと同等もしくは安くなる場合もありますので、事例を解説したいと思います。
上記で解説した通り、ANAの会員ステータスや所有するANAカードによってANA SKY コインへの交換レートは最大で1.7倍になることは説明しました。
基本的にはANAカードを使って40,000マイルの交換をして1.5倍の交換レートで60,000コインを手に入れるくらいだとメリットを出しやすいです。
国内線の場合(事例:羽田-那覇路線)
国内線の場合、最安運賃で航空券を購入すると1万円以下のチケットがあります。
例えば、羽田―那覇の最安は9,010円となります。
これを特典航空券で予約すると、レギュラーシーズンでは片道9,000マイル必要となります。
ANA SKY コインで購入した場合に必要なコイン数は9,010コインです。
仮にANAマイルを1.5倍の交換レートでANA SKY コインに交換した場合、
9,000マイル×1.5=13,500コインを得られていることになります。
9,010円(コイン)/1.5=6,006ですので、
実質6,006マイルで航空券を購入できたことになります。
9,000マイル ― 6,006マイル = 2,994マイル
同じ航空券でも、特典航空券で購入するよりも2,994マイル安く購入できたという事になるのです。
更に、ANA SKY コインで航空券を購入した場合、フライトマイルも貯まります(特典航空券の場合はマイルは貯まりません)。
ゴールドカード所有の場合、ボーナスもありますので、羽田―那覇の片道の搭乗で922マイル貯まります。
2,994マイル+922マイル=3,916マイルを得したことになるのです。
国際線の場合(事例:成田-ハワイ ホノルル路線)
国際線はクリスマスシーズンのハワイ路線で比較してみます。
エコノミークラスの往復航空券代は77,880円でした。
続いて同日のエコノミークラスの特典航空券の場合。
ハイシーズとなりますので、往復43,000マイル+諸費用22,390円でした。
この例では特典航空券の空席があったと仮定しているので、特典航空券の方がお得のように見えますが、実はそうでもないのです。
一応、空席がなかった前提で解説します。
空席がなかった場合にどうするかというと、ANA SKY コインで支払いをします。
43,000マイルをANA SKY コインに交換した場合、
43,000×1.5=64,500コインに交換できます。
77,880円-64,500コイン=13,380円
ですので、43,000マイル(64,500コイン)+13,380円で航空券を購入することができます。
特典航空券との差は、13,380円-22,390円= -8,510円となり、ANA SKY コインで支払った方がお得になる計算となりました。
しかもフライトマイルも往復で4,212マイル貯まりますので、かなりお得といえると思います。
ハワイ路線は超人気なので、特典航空券が取れないから行けないってことはなくて、ANA SKY コイン払いの方がお得になるケースもあることを知っておいて損はないと思います。
ちなみにですが、ビジネスクラスやファーストクラスになってしまうと、価格がグッと上がってしまって、消費するANAマイル数も少ないので、この手法は成り立たなくなりますので、ご注意ください。
ANA SKY コインを使う場面
続いて、ANA SKY コインを使うことが多くなる場面について解説していきます。
大きくは3つの場面があります。
ANAマイルの有効期限が迫っている時
まず一つ目は、ANAマイルの有効期限が迫っている時です。
ANAマイルの有効期限は3年なので、期限が切れると失効してしまいます。
期限切れ直前に、ANA SKY コインに交換すると、ANA SKY コインの有効期限は1年なので、その分だけ期限を延長することができます。
特典航空券の空席がない時
上記で解説したように、意図的にANA SKY コインを使った方がお得になる場面もありますが、特典航空券の空席がない場合に、ANA SKY コインで購入することができます。
※ 特典航空券は、予め座席数に設定がある(全席特典航空券の枠にはなっていない)特典航空券で空席がなくても、よほどのハイシーズンや直前購入でなければ空席を見つけることができます。
ANAの上級会員を目指してSFC修行をしている時
もう一つは、ANAの上級会員を目指している場合になります。
これは、ANAのプラチナ会員になるとSFC(スーパーフライヤーズカード)というものを手に入れることができ、SFCを付帯させているクレジットカードを持ち続けている限りANAの上級会員サービスを利用し続けることができるサービスです。
要は1回取得すれば、ずっと使えるということです。
ANA上級会員サービスについては、次の記事で詳細をご説明するので割愛しますが、このSFCを手に入れる為に短期的に飛行機に乗りまくることをSFC修行などと呼ばれています。
この修行用のフライトの航空券を買うために、上記の様にANA SKY コインで購入しておけば、実質無料で上級会員の資格を獲得できるという訳になります。
国内線プレミアムクラスの航空券を買う時
国内線のプレミアムクラスは、特典航空券で予約ができないので、現金購入かANA SKY コイン払いで購入することができます。
(特典航空券+アップグレードポイントで乗ることもできますが、ややこしくなるので割愛します)
割安感はまったくありませんが、SFC修行をしている方にとっては1回の搭乗で多くのプレミアムポイントが貯まるので、こういう買い方も人気となっています。
まとめ
ANA SKY コインは、ANAのウェブサイトで航空券や旅行商品の支払いに10コイン単位で利用することができる電子クーポンのことです。
基本的な使い方は、
・ANAマイルの期限が切れそうな時
・特典航空券の空席がない時
・SFC修行を行っているとき
になると思いますが、使い方によっては特典航空券よりも割安に航空券を購入できるケースもありますので、ANA SKY コインの存在は知っておいて損はないと思います。
次はANAの上級会員制度について解説していきます。
「ANAプレミアムメンバーとは?サービス、特典の魅力!スーパーフライヤーズになるには?」へお進みください。
これから、あなたのマイルライフが素晴らしいものになることを願っています(#^.^#)
最後までご覧いただきありがとうございました<(_ _)>
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